アメリカの獣医学科4年生
すごーい。 本当にアメリカの獣医学教育はすごいなと思った。(テキサスだけではないと良いが)
まず、学生の責任が全然日本とことなる。私の病院実習では観察が多かった。レポートがあり、カルテと本を写せば終わる実習だった。
しかし、ここでは生徒が先生と一組になって患者をみる。主訴をうけとり、実際に猫の生体検査はじめ必要な検査をし、診断を下し、 治療プランを立てる。自分で主訴を聞いたのち、本などを読み、自分なりの診断、計画を立てる。そしてそれをチームの先生に話す。先生と討論、アドバイスを受けた後、記録を自分で作り(これはオンラインで見れる資料となる)、それを飼い主に電話で連絡する。これはすべて学生の仕事となっている。入院患者の点滴、給餌などをアニテクに頼むのにも、動物の履歴を書き、診断と必要事項を書かなければいけない。そして、先生がもっとも力を入れているのが、退院の際の手続きだ。生徒は自分が担当する患畜の飼い主と自己紹介をかわし、診察室に案内する。先生が来るまで、簡単にすべての検査結果、診断、今後のプランを飼い主と話す。
そして、ここでは不真面目な生徒には必ずペナルティーがつく。実習の最後には、担当の先生より評価がくだり、問題がある生徒は評価の前に先生から治すべき点を指導されるらしい。担当者はそれを評価する前に知らせなければならない。その生徒が治す気があれば、改良するからだ。参加姿勢、詳細への気配りなどが注目されるらしい。
そして、ラウンドという、いまだに何の意味かわからない、予定があり、そこでは与えられたテーマについて、生徒それぞれ考え、先生にプレゼンし、みんなで討論する。
今回はFeLV、FIVについてで、偶然にも私の興味のある分野だった。私たちが受け取ったタスクは昔または最近先生が実際に担当した患畜をもとにしている。
最初に先生が話したことは、FeLV、FIVエライザテストが何を測っているものか、p27とか詳細わたり、私たちに質問しながら教えてくれた。抗原を調べているのか、抗体を調べているのか、IFAの重要性は、ワクチンの鋭敏性はどのように定義されるか、潜伏感染の定義はなどである。そんな、内科の裏側にある、基礎学的なことを求められたことは、特に感染症の分野においてはない。臨床の先生がそこまで詳しいことにびっくりした。
ここでは今日一日で私が見たことを書き切れそうもなく、明日も新患が6頭予約が入っていて、忙しくなるらしい。私たちは遅れてるとはいわないが、生徒の数 に比べ、教育者が圧倒的に少ないと思った。こっちでは90人一学年の獣医学科に莫大な領域の大学病院と、かたや日本では150人の生徒に小さな大学病院で ある。日大にはアニテクもおらず、なんで患者が死なないか、不思議でならない。
まず、学生の責任が全然日本とことなる。私の病院実習では観察が多かった。レポートがあり、カルテと本を写せば終わる実習だった。
しかし、ここでは生徒が先生と一組になって患者をみる。主訴をうけとり、実際に猫の生体検査はじめ必要な検査をし、診断を下し、 治療プランを立てる。自分で主訴を聞いたのち、本などを読み、自分なりの診断、計画を立てる。そしてそれをチームの先生に話す。先生と討論、アドバイスを受けた後、記録を自分で作り(これはオンラインで見れる資料となる)、それを飼い主に電話で連絡する。これはすべて学生の仕事となっている。入院患者の点滴、給餌などをアニテクに頼むのにも、動物の履歴を書き、診断と必要事項を書かなければいけない。そして、先生がもっとも力を入れているのが、退院の際の手続きだ。生徒は自分が担当する患畜の飼い主と自己紹介をかわし、診察室に案内する。先生が来るまで、簡単にすべての検査結果、診断、今後のプランを飼い主と話す。
そして、ここでは不真面目な生徒には必ずペナルティーがつく。実習の最後には、担当の先生より評価がくだり、問題がある生徒は評価の前に先生から治すべき点を指導されるらしい。担当者はそれを評価する前に知らせなければならない。その生徒が治す気があれば、改良するからだ。参加姿勢、詳細への気配りなどが注目されるらしい。
そして、ラウンドという、いまだに何の意味かわからない、予定があり、そこでは与えられたテーマについて、生徒それぞれ考え、先生にプレゼンし、みんなで討論する。
今回はFeLV、FIVについてで、偶然にも私の興味のある分野だった。私たちが受け取ったタスクは昔または最近先生が実際に担当した患畜をもとにしている。
最初に先生が話したことは、FeLV、FIVエライザテストが何を測っているものか、p27とか詳細わたり、私たちに質問しながら教えてくれた。抗原を調べているのか、抗体を調べているのか、IFAの重要性は、ワクチンの鋭敏性はどのように定義されるか、潜伏感染の定義はなどである。そんな、内科の裏側にある、基礎学的なことを求められたことは、特に感染症の分野においてはない。臨床の先生がそこまで詳しいことにびっくりした。
ここでは今日一日で私が見たことを書き切れそうもなく、明日も新患が6頭予約が入っていて、忙しくなるらしい。私たちは遅れてるとはいわないが、生徒の数 に比べ、教育者が圧倒的に少ないと思った。こっちでは90人一学年の獣医学科に莫大な領域の大学病院と、かたや日本では150人の生徒に小さな大学病院で ある。日大にはアニテクもおらず、なんで患者が死なないか、不思議でならない。
1 Comments:
学校を出て、同じようなことを感じたよ。
学校と現場の大きな違いのひとつは、責任。軒並みの事実ともおもえるけど、これまでどれだけ無意識のうちに責任感を失っていたことか。そう感じたとき、愕然とした。
今、自分でプランを立てて、それを相談する、というプロセスで仕事を進めていくようにしてるよ。上司が忙しくてそうせざるを得ないってこともあるけど。提案し、それを説明するのはいちいち根気を要するけど、以前より格別におもしろい。
今はまだ経験はもちろん、技術・知識すら未熟だと思う。けどこれからもっと、おもしろくなっていくのだと思う。
心身とも忙しそうだね。からだを壊さぬよう。笑っていれば、大丈夫!
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